ちょっとコラム

ガミガミ言うと嫌われるぞ〜

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このお家を眺めながら
”たたずまい”という言葉がとんできた。

屋根のラインが美しい。
軒の低さと深さ、建屋の長さとのプロポーションがいい。
背景の空が美しく、前庭の緑が風にゆれる

かっこいい平屋ができました。

かっこよさ、デザインは、機能性も包含していると思う。
楽しさ、心地良さは、デザインしないと得られない。
しかし、デザインは、余計なもの、お金に余裕のある人の道楽だと思っている人が多いような気もします
かっこいい家よりも、機能的で、価格が安い方が合理的なんだ、と。
工務店はそんなお客様の声に支えられ、間取り優先、価格優先で、デザインは傍に置いてけぼりにしてきた。
「デザインすると高くなる。」と言って。

そうやって、効率重視の家が乱立してきた。
効率、合理的、買いやすさ。
全ての基準が、床面積で割られ、効率を吟味された。
床面積あたりの価格、坪単価
床面積あたりの性能、性能値、燃費シュミレーション
床面積あたりの収納量、豪華装備、多機能。

床面積あたりの数字で評価される家
決められた予算の中での最大効率が、選ぶ基準になった。
深い庇と共に、デザインは脇に置かれるようになった。

少なくても工務店にデザインは、求められていないような気さえする。

見学会に来ても、外観なんて全く見ない人もいる。
外観は、メンテナンスがかからないことが一番。
間取りが大切で、中身が重要、ってね。

 

機能美という言葉がある。

美しいものはみんな機能的であるということも言い過ぎかもしれない。
機能的ではない、合理的ではない”無駄”が、暮らしの楽しさを生み出してくれるような気がする。

子供だった頃を思い出してみて欲しい。
みんな遊びを発明したはずだ。楽しくなるように工夫したと思う。
ないから、工夫する。工夫するから楽しくなるのだ。

知らない間に大人になって、発明をしなくなったのでは?
便利なもので身の回りのものを固め、いつしか無駄なことを極端に嫌いになってしまったのではありませんか?

子供たちの想像力は素敵だ。
それをつまらない家で、摘み取ってしまうことの方が残念です。

私は、めんどくさかったり、無駄なものをあえてつくることにより、
暮らしに楽しさという一面を提案したいのです。

何でもかんでも家で解決するような考えには、反対だ。
自由度の高い家がいいと思っている。

時に行き過ぎた合理的思考には、辟易とする時がある。

 

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