これだけのことを、コストを下げて、すべて家に盛り込みたい! いかにそれらを実現するのかを考えました。やれないことを嘆くよりも、やるための方法を考えました。 これだけのことを、コストを下げて、すべて家に盛り込みたい! いかにそれらを実現するのかを考えました。やれないことを嘆くよりも、やるための方法を考えました。

優先順位の一番は良い家を作ること。コストは二の次です。

良い家をつくりたい。
とにかく家を良くしたい。
良い家をつくってお客様を驚かせたい。

と言うことは、簡単です。
私は、家を良くしたいと言いながら、私都合の“良い家”を今まで考えていました。
“良い家”と言いながら、私たちがつくりやすい家、売りやすい家を追求していました。
なぜならば、家を考える時は、いつもコスト優先だったからです。
コストからしか家を考えることができませんでした。
コストから家を考えると、コストに見合うお家しかできません。

それではつまらない。
価値がコストを超えるところへの挑戦が、面白いのです。
その挑戦がいがみ建築工房の価値なのではないかと思います。

そこで、私は、一旦コストは横におき、出来る出来ないは後回しにして
まずは私が思う良い家から考えました。

1.
最適な素材と最善の工法の選出です。
2.
完成後いかに維持費を安くすることができるかの検討。
それは、生活の光熱費と建物の維持・管理費の両方を安くすると言う意味です。
3.
完成後のリノベーションのし易さの検討。

これだけのことをすべてお家に盛り込みたい!
そして、最後にコスト検証でした。
いかにそれらを実現するのかを考えました。
やれないことを嘆くよりも、やるための方法を考えました。
家づくりに対して、私なりに純粋に向き合ってみると、
私がやるべき家づくりの方向が定まりました。

コストの中で最大限の価値を出すだけでなく
コストを超えた価値のある仕事をしたい、のです。

今流行りの人気デザインの家を追いかけるのではなく
住まい手に売りやすい家を建てるのではなく
つくり手にとってつくりやすい家を建てるのではない、お家です。

モデルハウスを建てる時に私たち工務店は考えます。
これからの流行りはどんな家なのだろうか?
どんなデザインなのだろうか、最新の性能を完備し、最新の設備機器を配した家を考えます。
お客様を魅了する為に、最先端の家をつくるのです。
それはあたかも、自動車メーカーが、新作モデルを発表するがごとく
消費者をワッと驚かせるような気持ちと同じかもしれません。

私も消費者を驚かしたい。同じです。

しかし、私たちは流行りの家を建てるつもりはありません。
家は車のように、容易に買い換える事ができません。
時代を経て、生き続けていかなければいけません。
住まい手が、飽きてしまってはいけません。
子供達に、嫌われないような家にしたいのです。
30年前に流行った家だよねー。と言われたくないのです。
その為には、流行りを追ってはいけません。
今だけではなく時代の先を見通した、普遍的な家づくりの為の
ポリシーが必要だと思うのです。

つくり手がつくりやすい家とは、流行りの家のことです。
工務店がつくりやすい家
工務店がコストパフォーマンスを追求することは、お客様目線で考えても理にかなっています。
家の価格を抑えつつ、より良い家をつくる為には家づくりの合理化が必要です。
いかに低コストで家をつくるか。
そして、いかに価格を抑えて販売できるか。
工務店が生き残るための条件の一つと言っても言い過ぎではないでしょう。
私は、この考え方にとらわれすぎていました。
家の価格を抑えること(家を安くつくること)=私たちがつくりやすい家、と考えていました。
この考え方では、家づくりのコストダウンはできても
コストに見合った家でとまってしまいます。
私が考える”良い家”には到達しない事がわかりました。

良い家を建てようと!思うからできる。
いつでも優先順位一番は、良い家を追求すること。
コストを超えた価値を提供するために。