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PRICE POLICY

最高の素材を
たっぷりと使いつつ、
この価格で
つくるためには、
どうしたら良いか?

質問するのは簡単ですが、
答えを出すのは難解でした。 誰もが考えない質問だからです。
でも簡単なことでした。
無駄を省けばいいのです。
鉋がけイメージ

それでも
この価格でつくります。

私たちは工夫を続け、一つの結論に至りました。
そして、現在、良い材料を妥協なく使っています。
ですから、いがみの家の価格は、決して安くはありません。
でも、手の届く価格にしています。
これだけ上質な素材を使い、これだけの手間ひまをかけた家を、この価格でつくります。

では、それをどう実現しているのかをお話させてください。
品質とお金が絡む話ですから、しっかりとお話します。
ですから、ちょっと長いです。
それでも、大事な話ですから、お付き合いください。

私は住宅業界に入り20年経ちました。
20年間も住宅業界にいれば、材料の良し悪しの分別はつきます。
家づくりのプロとして、何を使えば良い家ができるのかを私は知っています。

しかしながら、同時に、その材料を使い実際にお客様の家をつくることが
いかに難しいかということも知っています。
いくら良い材料であってもそれをお客様に押し付けることは出来ないからです。
無理強いをすると嫌われる事になります。
したがって、一般的に建築会社はお客様に、大切な素材の選択権を委ねるのです。

しかし、本当にそんなことで、私が自信を持ち、
なおかつ納得できる家をつくることができるのでしょうか?
だから、いつも自問自答していました。

限られた予算の中での家づくりということは、承知しております。
良い素材を使えば、当然、予算が上がることも知っています。
予算が上がれば、選ばれないことも知っています。
それを恐れるがゆえに、何もかもが本来の家のあり方から遠くなる。
そして、売上をあげることが優先する・・・・・・・。
しかし、それは何かが間違っています。

私は考えました。
「質の良い材料をたっぷりと使いつつ、この価格でつくるためには、どうしたら良いか?」

質問するのは簡単ですが、答えを出すのは不可能なので、だれもが考えない質問です。
でも、答えはありました。

簡単なことです。
無駄を省けばいいのです。
でも、それができない。だから、みんなそれを考えない。
じゃー、一度それを真剣に考えてみようと思いました。

そして、無駄の正体に気づきました。

無駄とは、処分される素材のことだったのです。
ですから、大事に使えば大切な資材です。
捨てれば、ただのゴミ。でも、使えば資材なのです。

そこで、徹底してゴミを減らすことを考えました。
長い木を切って、その残りを捨てたり、袋を開けて使いきれずに使えなくなった残りを捨てたり、
余分に頼んだ材料を余らせてしまい、結果捨てたりと、
とにかく建築現場ではゴミがいっぱい出るのです。
ちょうどぴったりの数で頼むことができないのです。

だから、材料を発注する時には、あえて少し多い数を発注するのです。
余らせることを分かりつつ、材料を発注するのです。
本来は少し足らないくらいで発注して、施行途中に不足分を後ほど注文する
と言うのが理想的なのですが、材料が足らないと工事が中断してしまいます。
工事の中断は、スケジュールの遅延を引き起こすので、現場も困ります。
そして、何よりも職人さんが困りますし、嫌がります。
現場監督は何をやっているのだーと
職人さんから、現場監督が責められます。

そういった理由で、現場監督はあえて少し多い数を発注するのです。
当然、余らせた材料は、そのままゴミになります。
さらに言うと、このゴミになってしまった建築資材も
処分する処分費用も含め、全て建築価格に含まれています。
お客様が支払われる金額にはそういうものも含まれているのです。

そこで、決めました。
なるべく使う材料の点数を減らすことと、そして同じ材料を使う事です。
同じ材料を使い続ければ、繰り返しの良い循環がうまれます。

そして、もう一つ重要な事があります。

それは建築会社が材料のストックをもつことです。
材料のストックを持つ事により、余分な発注を避けることができます。
先ほど発注時には、あえて余分に注文すると言いましたが、
少ない数を発注しつつ、足らない数を会社のストックで補う。
余分は前もって会社にストックとして備蓄しておき、発注時は余分を考える事なく発注をする。
そうすると、大きく余らせることがありません。
いがみは大きな倉庫をもっているから、できる事です。

それはまた、こんな対策も兼ねているのです。
過去において大きな災害時に、建築資材の入手が困難なことを何度か経験しています。
資材が入らなくて、工事がストップしたこともありました。
その苦い経験をいかす意味でも、大切な材料は会社が備蓄する必要性を感じています。
ただし、前の現場で余った使い古い材料を使う事では決してないことは付け加えておきます。

建築会社が材料のストックをもつこと
建築会社が材料のストックをもつこと

こうして工夫を続け、私たちは今に至りました。
良い材料を妥協なく使っています。
くどいようですが、いがみの家の価格は、決して安くはありません。
でも、手の届く価格にしています。

自信を持って言います。
これだけ上質な素材を使い、これだけの手間ひまをかけた家を、この価格でつくります。
しかし、そのために犠牲にしたことがあります。
一年間に、それほど多くのお家を作ることができないのです。
年間棟数がどうしても限られてしまいます。
また、年間棟数以上の注文のお受けしないことにしています。
その代わり、この価格でつくります。