|社長いがみの日記

プロの仕事をみました

私もこんな仕事がしたい。

随分と前ですが、
映画って本当に素敵だなあ〜と思える映画に出会いました。
「カメラを止めるな」

映画好きがつくる映画は、見ていて気持ちがいいですね。
この監督は本当に映画が好きなんだなあ〜と伝わってきます。
映画を大切にしているのがよくわかります。

ものづくりをしている私にとって、はっとさせられます。

この人は、自分の仕事が好きなんだなあ〜。と
私がこの映画で感じたことは、そのままお客さんが私に感じること、そのものです。
私がお客さんの立場なら、そんな人に家を建ててもらいたいものです。

映画の中で、監督は悩みます。
いくら監督とはいえ、無名の監督は、自分の思い描くように映画を撮ることは難しいようです。
スポンサーからの圧力、観客動員数が映画の良し悪しを決めるという評価
役者との力関係などなど。。。。。

住宅業界でも同じです。
無名の工務店が、こだわりをもって家づくりをすることは、至難の技です。
無名の工務店が、自社のこだわりを言葉にするなんて、勇気が必要です。
なぜならば、嫌われる勇気が必要ですから。

この映画を見て、私が感じたこと。
”この監督は、映画を愛している。”
好きだから、大切大切に考え、何度も何度も練られ、丁寧に丁寧に作られている。
でも、きっと監督はこういうでしょう。”好きだからやっているだけのことです”と。

私は、そう感じるのです。
本当のところは、違っていてもどうでもいいのです。
受け手の私がそう感じたので、それでいいのです。
つまり、受け手にそんな気分にさせるだけの仕事を、今の私ができているのか。
の方が私にとって、重要な問題なのです。

パフォーマンスなんかではなく、そんな心が伝わったら最高です。

私もそんな仕事をしたいと、思わせてもらえた素敵な映画でした。

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Picture of いがみ ひとし

いがみ ひとし

小さくていい家。
不細工な家は建てたくないです。